人事制度、なぜ必要か。マンモスの狩りを例に考える

人事制度って複雑でとっつきにくくないですか。
まずは、シンプルに「マンモスの狩り」に例えて考えてみましょう!

まずは大昔、人間がマンモスを狩っていた時のことを想像してみましょう。

大きなマンモスを1人で狩るのは不可能です。

多くの人が力を合わせていたことでしょう。

          • 足が速くマンモスを追いかけることが上手な人
          • 腕力が強く、槍を突いてマンモスを仕留めることが上手な人
          • 手先が器用で槍を作ることが上手な人
          • 狩りが成功した後、肉をさばくのが上手な人

人によって得意不得意があります。
それぞれが力を合わせて、狩りが成立します。

狩りが成功し、手に入れた肉はどのように分配したらいいでしょうか。
肉を均等に切り分けて関わった人に分けると、どうなるでしょうか。

狩りのメンバーの中で頑張ったメンバーと
それほど頑張らなかったメンバーがいたとします。

どちらにも同じ量の肉を分けていると、
命の危険に晒して頑張らなくても、
同じ量の肉を手に入れられるとすれば、
頑張らなくなるのではないでしょうか。

やる気の無いメンバーが増えてしまうと
いい結果が生まれなくなることでしょう。

そこで貢献に応じて肉を分配することになるのが
自然の流れだと思います。

フェア(公平)な分配でなければ、メンバーの力を引き出すことはできません。

より重要度が高い役割は何か
期待される役割に対して、どの程度遂行できていたか
生活していくための最低限の肉の分量はどのくらいか

これらを考慮し、肉の分配量を検討することになります。

また、長期的に見て

どうすれば狩りが成功するか
どうすれば効率的に狩りができるか
どういう行動が求められるのか

どういう価値観を持った人材が好ましいか
(狩りにはメンバー同士の相性も関係します)

新たに加入したメンバーをどのように育てるか

こういったものを検討して、
方針をメンバーに共有することで
高い成果を出すための組織を作ることができます。

単純にマンモスの狩りを人事制度そのものとは言えませんが、
成果を出すための組織づくりに必要なエッセンスが詰まっていると思います。

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